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叔母さんのぶどう園
| 方言は宝物 |
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ぶどう園に孫と出荷の手伝いに行ったときの事、伯母さんが
「坊―あぶねーから、そっちいっちょし〜、こっちこーし〜」・・・坊は子供の事、
いっちょしは行かないで!こっちこーしはこっちにおいでつまり
危ないからそっちに行かないでこっちに来てなさいということです。
ちょっとややこしいですが「そんな事いっちょし」はそんなこと言わないで・・となります。
「し」は否定する言葉で山梨の中巨摩郡で使われます。
ちなみに同じ山梨でも甲府では「〜ちょ」だけです。
「し」を「し!」と強めると怒っている!「いっちょしね〜」と言うと易しくなだめている感じ
なんともホンワカしてきます。
昼ごはんに「ごっちょだから、これだけだよ」と言って芋の煮っころがしを出してくれました。
「この芋ちっとこわいよ」「ほお−け?」「食ってみ、ほお―ずら?」
ごっちょ・・・・・面倒
こわい・・・・・・・硬い
ほお−け?・・そう?
ほお―ずら・・そうでしょう?
「〜ずら」を使うのも甲州弁の特徴ですが
地域によってつかわないと 所もあるそうです。
孫が猫じゃらしを取ってきて叔母さんと戯れています。
「ももっちいじゃんけ!だっちもねーことやっちょし。!」、
ももっちい・・くすぐったい
だっちもねーこと・・くだらない事つまらない事などです。
良く友達と冗談を言ってるときなんか、「だっちもねえ事いっちょし」なんて普通にいいます。
綺麗に箱詰めしたぶどうをトラックに積んで集荷場へ!
「わにわにしてねーで早くけけろし!」と怒られてしまいました。忙しいから無理もない。
わにわに・・ふざける、
けけろし・・乗せて・・・と言うこと。
毎年の事ながら、お手伝いは疲れます。
ちょっと一休みして・・と・・「アーけったるい」
けったるい・・つかれた,だるい、です。
草取りなんかしていると「へエーしんでもいいよ、ほのくれーにしろし」と言われます。
もうしなくていいよ、其れ位にしておいて・・と言う意味ですが、始めて聞く人にとっては意味不明
ですね。
今の若い人たちは、あまり方言を使わなくなりましたが、遠く故郷を離れてで暮らす方には方言は
心地よく、また郷愁を感じるのではないでしょうか?
婆ーバも故郷を離れて50年近くになりますが、たまにふるさとの言葉を聴くと懐かしく宝物のように大事にしたい思いになります。
方言は相手に対する思いやりの気持ちが言葉の強弱で伝わり、その土地のにおいや喜びなども
感じますので大切にして、つぎの世代に伝えたい・・・こんな思いでいっぱいです
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